商品番号:NSN-003
箱抜工事における、ボイド管の固定を容易にし、
箱抜工事の精度と作業性向上のお役に立ちます。
●箱抜工事には、通常ボイド(紙管)が使われますが、型枠への固定
には色々と問題があり、問題解決法の開発は長年の課題でした。
●底部を塞いだボイド管は、コンクリートの打設に際しては、浮力
体となり、或は遊動体となりますから、浮き上ったり傾いたり、
いわゆるケツフリ現象を起こし易く、失敗の原因となります。
コンクリートポンプによる注入やバイブレーターによる攪拌に
よって起るコンクリートの流動圧は相当なものですから、ボイド
を上から抑えるだけでは不十分です。
●そこで、上部を桟木なので抑える一方、底部または中間部を何
らかの方法で固定する必要があります。
300φ、250φを使用するストンガードの場合には、型枠内で
作業できる空間が何とか確保でき、番線と針で一応の目的は
果たせるようですが、問題は小口径のボイド管を使用する狭い
型枠の場合です。
●そして、此の問題を一挙に解決する方法として開発したのが
ボイドホルダーです。
ボイドホルダーは、ボイド管の上端部で型枠への固定を完結する
考えですから、作業は迅速簡単で経済的です。
●ボイドホルダーにはG型(ガードレール用)とF型(フェンス・
ガードパイプ用)があります。
ボイドホルダーの規格・価格表
型式 | 用途 | サイズ (用) | 梱包入数 (個) | 標準価格 (1個/円) |
---|---|---|---|---|
G型 | ガードレール | 200 | 10 | 6,050 |
175 | 10 | 5,808 | ||
150 | 10 | 5,445 | ||
F型 | フェンス ガードパイプ | 100 | 10 | 4,235 |
75 | 10 | 3,872 |
販売単位: | |
---|---|
価格: | お問合せください |
【ボイドホルダーG型の使用方法】
①ボイドホルダーG型に桟木を2本、釘打にて取付けます。
取付けフランジは、巾50~60m/mの桟木に都合よいサイズに
なっており、8箇所(両サイドで16箇所)の釘穴があいています。
桟木は現場に有り合わせたものをご利用頂けます。
桟木の長さは、型枠の天端の状況に合せてお選び下さい。
②ボイドホルダーG型を、ボイド管の上端部に取付けます。
取付けは3分の蝶ボルト2本で締付ける型ですから簡単です。
③型枠の天端に、桟木を介して釘止めします。
その際、ボイドが垂直に納まるよう、型枠の状態に応じ、副木等
によって調整して下さい。
④道路勾配ある場合には、ボルト穴が長穴になっていますから、
ボルトの締付に際して調整して下さい。
10%勾配まで対応できます。
⑤道路勾配が10%以上の場合には、ボイドホルダーG型の片側を
上下反対にするか、桟木の一方を上下反対にする事によって
対応できます。
【ボイドホルダーF型の使用方法】
①ボイドホルダーF型を、所要の寸法にカットしたボイド管
の上端に取付けます。
取り付けは3分の蝶ボルト2個で締付ける形式ですから、
作業は簡単です。
②型枠の天端に、ボイドホルダーF型のフランジ部分を
設置します。
ボイド管が型枠の中心に垂直になるように調整し、コン
パネ型枠の場合には釘打で固定します。
フランジ部分には、釘穴が11個(両サイドで計22個)
あいています。
高さ調整が必要な場合は、現場に有り合わせの桟木等
によって行って下さい。
③メタルフォームの場合には、シャコ万力で固定するのが
便利です。
ボイドホルダーF型のフランジ部分には、エンボス加工を
施して、万力の接触部分が滑りにくくしてあります。
シャコ万力は一般市販のものを利用して頂けますが、
メーカー選定のもの(別表に表示)は、ご都合により手配
お承りできます。
④道路勾配がある場合には、キャンパー(クサビ)によって
角度調整します。
キャンパーは、型枠とボイドホルダーF型のフランジとの
間に挿入した上で固定します。
キャンパーは現場に有り合わせの物で一応用を足せ
ますが、メーカー選定のもの(別表に表示)は、ご都合に
より手配お承りできます。
角度調整は、キャンパーの差込の程度によって行います。
〈別売り〉付属部材
区分 | 品名 | サイズ | 参考価格 (円/1個) |
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シャコ万力 | SOMAX-Cクランプ#1 | 有効25×深さ29 | お問合せください |
キャンパー | 施工用クサビ | 100×25-厚さ20 | お問合せください |
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