商品番号:NIK-05
生分解性・難燃性作動油
ミルルーブ(R) Eシリーズ
環境・安全性
・優れた生分解性により、漏洩時の環境負荷を低減。
・引火点250℃以上で、鉱物油系作動油より高い難燃性を持つ。
・消防法の危険物には該当せず、2m³以上で指定可燃物に分類。
・燃焼しても有害ガスを発生しない。
潤滑性能
・高い耐摩耗性を発揮。
・粘度指数が高く、温度変化による粘度の変動が少ない。
・流動点が-25℃以下で、寒冷地でも使用可能。
安定性・金属との相性
・優れた熱・酸化安定性を持つ。
・鉄や銅などの金属に対する腐食性がほとんどない。
基本情報
VG22 ミルルーブ(R)E - 22A (20L ペール缶)
VG32 ミルルーブ(R)E - 32A (18L 石油缶、200L ドラム缶)
VG46 ミルルーブ(R)E - 46A (200Lドラム缶)
VG56 ミルルーブ(R)E - 56A (200Lドラム缶)
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②安全性
●植物への影響
イネの発育試験
<試験方法>
苗を植えた鉢に、試料 100g を撹拌して混合した水を 1L 加え、イネの発育状況を観察しました。
< 評 価 >
試料を加えて 1 ヵ月後の状況を評価しました。
<試験結果>
鉱物油系作動油と比較してミルルーブ\MILLUBE ® E シリーズは、イネの発育に対する影響が
少ない結果となりました。
●毒性
ミルルーブ\MILLUBE ® E シリーズは、低毒性です。魚毒性に関して、エコマーク認定基準である
96 時間後の LC50値が 100mg/L 以上(JIS K0102:1998「工場排水試験方法」の魚類に対する急性毒
性試験による)を満たしております。
ミルルーブ\MILLUBE ® E シリーズは、森林や農場、レジャー施設、ダム、港湾など自然環境に細
心の注意を払わなければならない状況で使用される油圧作動油として適しております。万一、土壌や
河川などに漏れた場合でも、微生物により分解され環境への影響を最小限にすることができます。
①密度
密度が水よりも小さく、水よりも軽いため、河川や湖沼、海などで漏洩した場合でも水面に浮き、鉱物
油系作動油と同様に回収することができます。
また、鉱物油系作動油は水面にて薄く膜状に広って漂うのに対して、ミルルーブ\MILLUBE ®は水
面にて玉状にまとまりやすい性質を有しております。
ミルルーブ\MILLUBE ®
鉱物油系作動油
φ90mm シャーレに水道水 30ml を入れ、そこへ青色に着色したサンプル 1ml を滴下した
②引火点
ミルルーブ\MILLUBE ® E シリーズは同粘度の鉱物油系作動油に比べ、引火点が高く難燃性に優
れています。低粘度のミルルーブ\MILLUBE ® E-22A においても引火点が 250℃を超えており、消防
法では危険物から除外され可燃性液体類に分類され、非危険物扱いで在庫管理も軽減されます。
●ミルルーブ\MILLUBE ® E シリーズ:可燃性液体類
・消防法規制*4の対象外です。
・市町村条例に定める数量以上である場合は、その貯蔵取扱いが条例で規制されます。
*4 危険物第 4 類第 3 石油類、第 4 石油類の消防法規制
・保管上の取り扱い(保管場所の許可が必要、指定数量未満の取り扱いの届出など)
・危険物施設としての位置(空地3~30m)。構造(建築材、窓、扉、防油提)及び消火設備など一定基準に適合させ設
置許可を受け、使用にあたっては完成検査が必要
・危険物保安監督者の選任
●一般社団法人 ダム・堰施設技術協会(http://www17.ocn.ne.jp/~dam/)が定める「ゲート用開閉装置(油圧
式)設計要領(案)」に、危険物の作動油に関する以下の記載があります。
・作動油が危険物で指定数量 1/5 以上の油タンクを備える場合、油タンクの水張り試験が必要であること。また、1/5
以下であっても水張り試験を実施することが望ましいこと。
・作動油用の点検窓があり指定数量 1/5 以上の容量の油タンクを有する設備において、危険物の作動油を使用する
場合、消防関連法令の規制を受けるため、所轄消防署に許可申請を行う必要があること。
可燃性液体類(非危険物)であるミルルーブ\MILLUBE ® E シリーズをご使用する場合、上記のような対策
を実施する必要がありません。
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