蒸気圧破砕薬 ガンサイザー®H 商品番号:NIK-108
破砕能力を大幅に強化しました!!
●特徴
・高い破砕力
発生ガスの増強、効率的な薬筒サイズ
・非危険物
危険物に該当しない破砕薬、取扱い・貯蔵の規制なし
・段発破砕
破砕振動の更なる低減、多段発破砕で効率UP
●非火薬なので許可が不要です
●硬岩でも短期間で破砕できます
●ハンドハンマーがあれば破砕可能
●低振動で瞬時に破砕できます
※ガンサイザーはインターネットではご購入いただけません
講習を受けた方のみの対象で、あくまでも情報提供です。
詳細についてはお問合せください。
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〇薬筒の変更点〇
①薬筒に、脚線を沿わす溝を新たに形成しました。脚線を溝に沿わせていただくことで、孔内壁との摩擦による脚線被覆の損傷を防ぎ、リーク、ショート、断線などによる不着火を予防する効果が得られます。
②28型に付属していた探知ヒモを削除いたしました。
③28-12型の薬筒は、10本づつの小箱包装をしておりましたが、ガンサイザーH28-14型では小箱包装を省略されます。
④薬筒の外面にサイズの型式を凹凸で表示していましたが、型式の表示を削除致します。
⑤蓋の接合部に巻き付けるビニールテープの色が青色になります(従来品は赤色のテープを使用)。
●ガンサイザーHのメリット
●破砕薬の非危険物化による取扱性の向上
ガンサイザーHの破砕薬は、消防法における危険物に該当しないことが外部機関の素兼結果により確認されています。
ガンサイザーHの破砕薬は危険物に該当しないので、運搬や貯蔵の取扱において消防法の規制を受けません。
ガンサイザー従来品 | ガンサイザーH | |
破砕薬 | 危険物 第2類 第2種 | 危険物に該当しない |
専用着火具 | 危険物 第2類 第1種 (0.15g/個入り) | 危険物 第2類 第1種 (0.15g/個入り) |
※ガンサイザーHは、弊社自主基準に基づき、鍵のかかる金属ロッカー等への貯蔵を引き続きお願いします。
※専用着火具(イグナイタ)は、少量危険物に相当する13千個以上を貯蔵する場合は、届け出が必要になる場合があります。
詳しくは貯蔵場所を管轄する市町村の消防署へお問い合わせください。
●破砕薬の高威力化
・ガンサイザーHの破砕薬は、生成するガスエネルギーを増強しており、高い破砕効果が得られます。
・破砕薬は、高威力化を図りながら、高い安全性を維持することを実現しています。
ガンサイザー従来品 | ガンサイザーH | |
生成ガスの比エネルギー (火薬の力f) | 329KJ/㎏ | 380KJ/㎏ (16%UP) |
生成ガスのタンク圧力値※1 | 2.7MPa | 3.2MPa(17%UP) |
摩擦感度 | 7級 | 7級 |
繰り当て試験(弊社基準)※2 | 発火しない | 発火しない |
※1:タンク圧力値は弊社で所有する圧力容器内で燃焼したときに生成する圧力であり、
弊社試験、基準に基づくものです。
※2:繰り当て試験は、ハンドハンマ―に取り付けたピック等で打撃したときに発火の有無
を調査する試験であり、弊社試験基準に基づくものです。
●薬筒サイズ変更による破砕の効率化
・ガンサイザーHの薬筒サイズを変更(1本当りの装薬量を増量)することにより、破砕効率を大幅に向上する効果が得られます。
破砕形式 | 切り取り破砕(28型) | 盤下げ破砕(55型) | |||
種類 | GS従来品 | GS-H | GS従来品 | GS-H | |
薬筒サイズ | 28-12型 | 28-14型 | 55-100型 | 55-120型 | |
薬筒1本の充填薬量(㎏) | 0.12 | 0.14 | 1.0 | 1.2 | |
破砕設計(中硬岩) | 孔間隔×抵抗線(m) | 05×0.5 | 0.55×0.55 | 0.95×0.90 | 1.0×1.0 |
せん孔長(m) | 1.0 | 1.0 | 2.0. | 2.0 | |
有効破砕長(m) | 1.0 | 1.0 | 1.6 | 1.7 | |
1孔の破砕量(㎥/孔) | 0.25 | 0.30 | 1.37 | 1.7 | |
1孔の装薬量(㎏/孔) | 0.12 | 0.14 | 1.0 | 1.2 | |
破砕原単位(㎏/㎥) | 0.48 | 0.46 | 0.73 | 0.71 | |
1日のせん孔長(m/日) | 40 | 40 | 120 | 120 | |
1日の破砕量(㎥/日) | 10 | 12.1 | 83 | 102 |
●薬筒
名称 | 製品仕様 | 梱包仕様 | せん孔方法(標準)※1 | |||||
薬径(㎜) | 薬量(g/本) | 薬長(㎜) | 入り目(本/箱) | 正味重量(㎏/箱) | 削岩機 | せん孔径(㎜) | 標準せん孔長(m) | |
28-14型 | Φ28 | 140 | 230 | 40 | 5.6 | 手持ち 削岩機 | Φ32~34 | 1.0 |
28-28型 | 280 | 400 | 11.2 | 1.2 | ||||
30-36型 | Φ30 | 360 | 500 | 14.4 | Φ34~36 | 1.3 | ||
38-40型 | Φ38 | 400 | 330 | 16.0 | アタッチドリル トンネルジャンボ | Φ45 | 1.3 | |
38-90型 | 900 | 690 | 20 | 18.0 | 1.5 | |||
38-120型 | 1200 | 920 | 10 | 12.0 | 1.8 | |||
55-60型 | Φ55 | 600 | 230 | 20 | 12.0 | クローラードリル | Φ65 | 1.5 |
55-120型 | 1200 | 460 | 10 | 2.0 | ||||
55-200型※2 | 2000 | 800 | 5 | 10.0 | Φ76 | 3.0 | ||
65-300型※2 | Φ65 | 3000 | 850 | 15.0 | Φ89 |
※1:せん孔方法は標準的なものであり、破砕する対象や施工条件等に応じて変更する場合があります。
※2:55-200型及び65-300型は、L型破砕薬の仕様となります。
●着火具※1
名称 | 商品紹介 | 梱包仕様 | ||||||
種類※3 | 脚線長 | 抵抗※5 | 脚線色 | 段数 | 筒径 | 入り目 | 正見重量 | |
(m) | (Ω) | (㎜) | (本/箱) | (㎏/箱) | ||||
瞬発イグナイタ | 28型~30型用 | 1.8 | 0.99 | 赤白 | ― | ― | 20 | 0.03 |
1.15 | ||||||||
28型~38型用 | 2.4 | 1.71 | ||||||
55型~65型用 | 4.5 | 15.5 | 10 | 0.015 | ||||
IC段発イグナイタ※2 | Tタイプ | 2.4 | 16.0 | 段別※4 | MS 1~20段 | Φ30 | 10 | 0.015 |
1~2段 4.5 | ||||||||
3段以上 3.0 | ||||||||
Aタイプ | 4.5 | 緑白 | MS1~100段 | Φ38 |
※1:各種イグナイタに使用する着火薬は危険物に該当するため、着火薬20㎏以上(13千個相当)の貯蔵に消防法の制限があります
※2:IC段発イグナイタの着火には専用着火機が必要です。また、55型65型には別途アダプタが必要です。
※3:薬筒と瞬発イグナイタの組み合わせは変更可能です。
※4:段ごとの脚線色はIC段発イグナイタカタログを参照。
※5:IC段発イグナイタは温度による幅があるため平均値を表示。
●基本性能
性状 | 粒状(薬筒入り) |
カサ密度 | 1.2~1.4g/㎤ |
反応速度 | 300m/s以下 |
ガスエネルギー | 380KJ/㎏ |
着火方法 | 発破器、専用着火機による遠隔着火 |
●アダプタ
名称 | 種類 | 筒経(㎜) | 入り目(個/箱) | 正味重量(㎏/箱) |
55型用 | 55型用 | 55 | 100 | 0.8 |
65型用 | 65型用 | 65 | 1.5 |
〇ガンサイザーHご使用上の注意点〇
①破砕設計にご注意ください
・ガンサイザーHは、破砕薬の高威力化(17%)と薬筒充填量の増加(17~20%)により、薬筒1本当りの破砕力(ガス膨張エネルギー)が約1.4倍になります。
・従来品と同じ破砕設計で破砕を行うと、破砕効果が大幅に向上しますが、飛石が発生する可能性があります。
・ガンサイザーHをご使用の際には、破砕薬の原単位(㎞/㎥)が同じ値になるよう破砕設計の見直しについてご検討をお願い致します。
〇破砕後の二次燃焼にご注意ください〇
・ガンサイザーHは生成するガスの温度が高く、少量発生する一酸化炭素(CO)が空気中の酸素と接触した際に燃焼する事象(二次燃焼)が発生する可能性が高くなります。
・二次燃焼により、飛石防護剤のマットやシートが燃焼したり、破砕場所周辺に存在する可燃物(枯葉など)が燃焼する恐れがあります。
・破砕場所の条件(山奥の山間部で枯葉が多数存在する場所など)により、二次燃焼が問題になる施工につきましては、薬筒サイズを限定して二次燃焼を改善した破砕薬(ガンサイザーL)を受注生産にて供給させていただきますので、御用命いただく場合には事前にご連絡ください。